2019年05月14日

相手視点での自己一致?

前回のブログで、
発達障害傾向の人たちは
ある意味自己一致してるよね、
でもそれが「自分視点」だから
相手に対して否定的になってしまって
人間関係がうまくいかないよね
…ということを書きました。

そうなりますと、
「じゃぁ、相手視点で
  どうやって自己一致させるの?」
と質問が出てきますよね。

これはカウンセリング技法の
クライエント中心療法を使える
カウンセラーはよく知っています。

具体例を作ってみますね。
Aさんは、パクチーが大好物です。
Bさんは、パクチーが大嫌いです。

ある日、Aさんが言いました。
「パクチー美味しいから、食べてみてよ」
パクチーを勧められたBさんは
どう答えるでしょうか?

自分の視点で答えると
「あんな不味いもの食えないよ」
「人間の食べるものじゃないよ」
「無理ムリ、死ぬ!」
こんな感じですかね。(大げさに)

まぁ、【全否定】の言い方ですよね。

けれど、人間関係を円滑にしたいなら
相手の気持ちを汲み取ってあげたい
と思うのが通例ですから
【嫌いな物でなく、
   相手を受け入れる言葉】
変換することが大切です。

発達障害傾向を抱える人たちは
【感情でなく
  事実に着目しがち】なので
このタイミングで
Aさんの【感情を読み取る】ことが
大きなポイントになります。

「感情が分からない?」
そんなことないでしょ。
Aさんは「パクチー美味しい」って
思ったから
【Bさんにも食べてほしい】
伝えていますよね。

それを不味いと思っているのは
Bさんの気持ちであって
Aさんの気持ちではありません。

ここで誤解が生じます。
発達障害傾向の人たちは(例えばBさん)
「自分もパクチーを
  好きにならなければ!」と
【自分の考えを
  変えようとするから】
おかしなことになってしまうのです。

それ、不要です。

今回のBさんが
どう答えれば上手くいくかというと
「いやぁ、遠慮しとくよ。
 前に食べて、ムリだったんだよね。」
Bさんの本音に加えて
【でも、人に勧めたいほど
   パクチーが好きなんだね】
Aさんの気持ちを言葉にして
【あなたの気持ちは
   わかりましたよ】という意味の
セリフを返してあげるのです。

「それで、どこが自己一致?」と
思ったかもしれませんね。

相手の視点で自己一致がなされたのは
【Aさんはパクチーが
     好きなのだな】です。

発達障害傾向を抱える人たちは
【相手が身近な人ほど】
自分の感情がざわざわしがちです。
なぜなら、
関係が遠い人に対しては
【興味がないことが多いから】です。

だからこそ、
「自分の考えを合わせないと…」と
焦ってしまうくらい
誠実で、優しさに
溢れているかもしれませんが
【自分の考えがあるように、
    相手にも考えがある】
割り切って考えつつ、
【相手の気持ち「も」
     大切にする】ことを
心がけるようにしてみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年05月12日

自己一致とは

カウンセリング技法を学ぶ中で
必ず出てくる
【自己一致】という言葉、
あなたはご存知ですか?

例えば、
相手の話を聞いている時
自分の気持ちと相反するのに
「うん、そうだね、分かるよ」と
答えてしまうのは
【単なる同調に過ぎず】

気持ちに寄り添って
共感するためには
【自分の気持ちが
  一致していることが】
必要になります。

要するに、
【自分に正直に】
といった感じですかね。

さて、
発達障害傾向を持つ人たちは
人の気持ちを推し測ることが
苦手なだけではなく、

誰かの意見などを
素直に聞き入れられないのは
【自分に嘘を
   つくことになるから】
なのかもしれません。

彼らの中には
【自分を変えられる恐怖】
抱えている場合も多くて
誰かの意見に合わせることは
自分に嘘をつくことになり、
自分を操作されている感覚に
陥るのではないかと思います。

そういった考えでいけば
意見を聞き入れられない
彼らはある意味
【自己一致している】
いえるかと思います。

ただ、問題となるのは
一致しているのは
【自分の視点での考え】
だけになってしまうので
対立しやすくなることです。

つまり、
自己一致は大切なことだけれど
【悪い方に働くことも】
あるということですよね。

誰にでも当てはまりますが
こういったとき
相手視点で考えるために
【自分を変える必要はなく】
そこを勘違いしてしまって
ストレスが溜まるのかもしれません。

《あなたは、そう思うのね》と
相手を肯定することと
《あなたと、同じ思いです》は
全然違う意味だと理解してください。

まとめますと、
自分とは異なる人を
受け入れるために
自分を変えようとするのではく
【その人の情報を受け入れる】
考えれば良いかもしれませんね。

自分の思いが変わるのも
相手への印象が悪くなるのも
その【次の心の動き】なので
まずは、一個人の情報収集を
心がけてみましょう。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年05月10日

曖昧な表現が分からない

今回は職場をイメージしながら
読んでみてください。
支援側へのアドバイスです。

発達障害の傾向を抱える人たちが
多く抱える悩みの一つに
【アバウトな表現に戸惑う】
ということがあります。

誰だって、
アバウトな表現を使われると
自分の感覚で
やってしまうものですよね。

発達障害の当事者たちも
自分の感覚でやっているのは同じで
【当事者たちの
   特性があるのだから】
その人が思っている通りに
してくれなくても当然かと思います。

それに対して
定型発達の人の感覚で
「普通は…」を求めても
何ら意味を持ちません。

確かに、
当事者たちの課題として
【確認を怠るし独断が多い】のは
解決しなくてはいけません。

それによって仕事などで
ミスを連発したり
周囲に迷惑をかけたりするので
何か解決策が必要です。

発達障害当事者たちが
困惑することの一つに
【指示側に一貫性がない】
こともよくあります。

昨日は良しと言ったのに
今日はダメという。
同じ事柄なのに
昨日と今日の何が違うのか?
という思いを抱えています。

だから
職場でスムーズに
業務を遂行してもらうために
必要なことはこんな感じです。

・具体的な指示
・期限(時間)を明確に
・時々声かけ
・一貫性を持たせる
・理論立てて説明する

最後の部分は
一貫性を持たせるために
昨日は良くて
今日ダメと言ったことに対して
【説明できないといけない】
ということです。

こういったことができないのに
当事者たちだけを
責めないでください。

きちんとできているのに
当事者が理解できないのなら
そこは
【能力がないと判断しても】
仕方ないと思いますので
彼らに可能な作業を
お願いするようにしましょう。

ちなみにこれは
【発達障害者に限らず
      誰に対しても】
心がけることなのです。

相手に伝わっていない時は
【こちらの伝え方を再検討】
する必要があります。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害